中国から発電所建設融資15億㌦ ジョコ大統領調印同席

中国から発電所建設融資15億㌦ ジョコ大統領調印同席

訪中中のインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は3月27日、李克強首相と北京市内で開かれたビジネスフォーラムに出席。中国国有銀行の国家開発銀行(CDB)と中国商工銀行(ICBC)の両行がインドネシアのシナールマスグループの傘下企業に計15億㌦(約1800億円)を融資する内容の覚書調印に立ち会った。ジョコ政権が推進する発電所の建設などに充てられる。

ジョコ大統領はフォーラムで、2017年の国内総生産(GDP)成長率を7%とする目標を紹介。19年までに天然資源加工に特化した工業団地13カ所を含む15カ所の工業団地を造成するなど今後の開発計画を説明し集まった経済人に投資を呼びかけた。

アンタラ通信によると、今回合意した融資のうち4億8000万㌦は南スマトラ州ムシバニュアシンで計画する出力300㍋㍗(MW)の石炭火力発電所、2億㌦を東南スラウェシ州クンダリで計画する同50MWの発電所2カ所などに充てられる。地元メディアが報じた。