豊田通商 カンボジア・ポイぺトにテクノパーク設置
豊田通商は3月31日、カンボジア・ポイぺトに4月、日系自動車部品会社の現地生産を支援する完全出資の子会社「テクノパーク・ポイぺト・Pvt」を設立すると発表した。資本金は約2億2000万円。新会社は第1期工事として5億円を投じ、現地に賃貸工場、請負加工、間接部門のサービス提供などを行うテクノパークを造成する。5月に着工し、15年春をめどに操業開始する。17年末までに第2期、第3期の操業を始める計画。
総敷地面積6万平方㍍に合計4棟の建物を建設する計画。第1期として2万平方㍍の敷地に1棟の建屋を建設し、1000平方㍍単位のレンタル工場や、従業員向け給食サービス、総務・経理業務など提供する。2020年に10社の入居を目指す。
日系自動車部品メーカーの間ではカンボジア、ラオス、ミャンマーなどに生産拠点を分散する「タイプラスワン」の動きが増えている。このため豊田通商はタイ–カンボジア–ベトナムをつなぐ「南部経済回廊」の要衝で、タイとカンボジアの国教に位置するポイぺトにテクノパークを設置。日系自動車部品メーカーの支援に乗り出したもの。