日本ゼオン シンガポールの合成ゴム生産能力を倍増
日本ゼオンは2016年に、シンガポールの低燃費タイヤの主原料となる合成ゴムの生産能力を2倍に増やす。投資額は70億円程度の見込み。低燃費タイヤ向け合成ゴム「S-SBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)の2つ目のプラントをシンガポールに建設する。その結果、同国での年間生産能力は現在の2倍に7万㌧となり、山口県周南市にある徳山工場(年間5万5000㌧)の能力を上回る。シンガポールでの増設に際しては、主原料のブタジエンは近くにある英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルの工場からパイプラインで調達する。日本経済新聞が報じた。