瀧定名古屋 カンボジアで縫製工場買収 初の工場所有
瀧定名古屋(名古屋市中区)はカンボジアの現地工場を買収し、紳士服の縫製を始めた。海外ではこれまで、契約工場や現地工場に一部出資して対応してきたが、工場の所有は初めて。また、今夏をめどに欧州に駐在員事務所を設置する方針だ。瀧社長が明らかにした。
同社は「モノづくりの強化」を重点課題に掲げている。そこで、東南アジアではすでに複数の契約工場を持つが、商品力強化のため工場管理もできる人材の育成が必要と判断、工場取得を決めたもの。同工場の従業員約1200人で、紳士用のジャケット、コート、パンツなどの縫製を手掛ける。日刊工業新聞が報じた。