三菱電機ベトナムの病院で空調の遠隔制御で実証事業

三菱電機 ベトナムの病院で 空調の遠隔制御で実証事業

三菱電機は夏までにベトナムの2カ所の病院で、100台以上のルームエアコンをエネルギー管理システム(EMS)で遠隔制御する実証事業を始める。複数台のエアコンを協調運転し、空調に伴うエネルギー費を削減する。省エネルギー型のインバーターエアコン導入効果も含めて、35%省エネ化する。日本政府が推進する「二国間クレジット制度(JCM)」への登録を目指し、省エネ技術の海外展開と温室効果ガスの削減の貢献する。

実証事業は、新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の事業に採択されており、三菱商事、三菱UFJモルガン・スタンレー証券も参加する。実施場所はホーチミンとハノイにある既設の2つの病院。夏までに、三菱電機製のインバーター付きルームエアコンを約500台ずつ合計1000台設置する。日刊工業新聞が報じた。