インドネシア政府 地方への投資誘致増に注力
インドネシア政府は、国内でバランスの取れた発展を目指し、地方への投資を拡大する。同国投資調整庁は、2015年のジャワ島以外への投資誘致目標を237兆ルピア(約2兆1800億円)、ジャワ島への投資誘致目標を282兆6000億ルピアにそれぞれ設定。全融資額に占めるジャワ島以外への割合を14年の43%から47%に拡大する方針だ。ジャカルタ・ポストなどが報じた。
ジャワ島以外への投資誘致目標額の内訳は、スマトラ島が75兆2000億ルピア、カリマンタン島が75兆5000億ルピア、パプア州・西パプア州が33兆2000ルピア、スラウェシ島が27兆8000億ルピア、バリ州・ヌサトゥンガラ諸島が19兆ルピア、モルッカ諸島が7兆3000億ルピアとなっている。投資調整庁は大規模農園や畜産などの農業、漁業、工業など各地域の特徴に即した幅広い分野で付加価値を高める投資を誘致していきたいとしている。