みずほフィナンシャルグループ(FG)と国際協力銀行(JBIC)は東南アジア諸国連合(ASEAN)に進出する中小企業向けを支援するため約160億円のファンドを創設する。支援するのは、インドネシアをはじめタイ、マレーシアなどASEANで事業展開する企業。
1社当たりの資本支援額は5億~15億円を想定。過半の株式は握らず、少数株主として経営に加わる。年間2~3件を支援する計画で、幅広い業種を対象にする。期間は原則5年。みずほとJBICは海外の拠点網を使い支援先に助言したり、ファンド運営の専門家らを起用して企業価値を高めるという。取引先をはじめ約200社を対象にした関西の有力地銀の調べによると、インドネシア、タイ、ベトナムの3国への進出を検討している企業は約45%に上っている。