旭硝子 インドネシア子会社に火力発電所建設
旭硝子は4月8日、約4億㌦(約480億円)を投じて、インドネシアの化学品子会社アサヒマス・ケミカルに発電所を建設すると発表した。東南アジアでカセイソーダなどクロール・アルカリ製品の需要が拡大する中、工場で使用する電力の大部分を自家発電に切り替えて電力代を削減する。年間で数十億円規模のコスト削減につなげることで、化学品事業のコスト競争力を強化する。
発電所は年内にも着工し、2017年に稼働する予定。発電量は約25万㌔㍗。埋蔵量が豊富で、入手も容易なインドネシアの低品位炭を使用した石炭火力発電所とする。環境に配慮した高効率方式としてコージェネレーション(熱電併給)とバイオマス混焼が可能な循環流動層ボイラー(CFB方式)を採用する。