シャープ 西ジャワ州の新工場を前倒し9~10月に稼働
シャープは海外事業の伸びを牽引する重点強化策の一環として、ジャカルタ近郊の西ジャワ州カラワン工業団地(KIIC)に建設中の冷蔵庫と洗濯機の新工場を、当初予定から前倒しして今年9~10月の稼働させる。既存の東ジャカルタ・プロガドゥン工場と合わせた月産能力は冷蔵庫が22万台、洗濯機が14万台となる。
同社は、15年のインドネシアの家電普及率を、冷蔵庫が12年比で15ポイント上昇の55%、洗濯機が15ポイント上昇の32%、エアコンが7ポイント上昇の23%、テレビが3ポイント上昇の90%と見込んでいる。同社の昨年の製品別シェアは、冷蔵庫が36%、洗濯機が30%、テレビが30%でそれぞれ首位。エアコンは20%で2位だった。
同社が5月14日に発表した中期経営計画によると、16年3月期の売上高を3兆円、純利益を800億円に引き上げる目標を打ち出している。