日中関係改善進行で韓国国内に孤立懸念の声

日中の関係改善進行で韓国国内に孤立懸念の声

安倍晋三首相と中国の習近平国家主席がジャカルタで会談したことを受け、韓国国内に日中の関係改善が先行し、韓国が置き去りにされることへの懸念の声が出始めている。日韓首脳会談だけが開かれない状況が突出して見えるためだ。

日中首脳会談翌日の4月23日、韓国紙の多くは1面に、にこやかな表情で握手をする両首脳などの写真を掲載。朝鮮日報は「孤立を避ける戦略はあるのか」と問いかける社説を掲げた。3年にわたり首脳会談が開かれない日韓関係に懸念を示し、「歴史認識問題では原則を持って対応しつつも、安全保障や経済については現実的な打開策を準備する必要がある」と訴えている。