中小企業と海外企業を仲介 中小企業基盤整備機構
中小企業基盤整備機構は、モノづくり中小企業と大手企業をつなぐマッチングサイト「J-G00dTech()ジェグテック」の海外プロモーションを本格化する。優れた技術や製品を持つ中小企業と、オープンイノベーションを志向する大手企業を仲介する同サイトは2014年秋に稼働。これまでに大手企業から1万件を超える技術ニーズが発信され、約400件のマッチングが実現している。
中小企業の海外展開を後押しするため、日本企業の取引に関心を持つ海外の優良企業を発掘。企業情報のデータベース化を進める。まずは中小企業基盤整備機構が協力関係にあるタイやインドネシアなどASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国の約300社を手始めに、海外政府機関のネットワークも活用し、日本企業にとって有力なビジネスパートナーとなる優良企業を掘り起こす。ジェグテックは4月現在、約1000社の中小企業情報を網羅。近く800社が追加され、15年度中には3000社に達する見通しだ。ユーザーとなる大手企業側はトヨタ自動車、東芝、京セラなど日本を代表する200社が参加している。日刊工業新聞が報じた。