南シナ海問題で対中国に結束示す ASEANが声明

南シナ海問題で対中国に結束示す ASEANが声明

東南アジア諸国連合(ASEAN)は4月28日、マレーシアの首都クアラルンプールなどで26~27日に開かれたASEAN首脳会議の議長声明を発表した。注目された南シナ海問題では中国が強硬に進める岩礁埋め立て工事に「深刻な懸念を共有」し、ASEANとして結束を示した。

声明では中国の名指しは避けたが、「信頼と平和、安定を損なう行為」だと指摘した。これらは当初の声明案にはなく、中国への強い姿勢を求めるフィリピンやベトナムの立場に配慮、ASEANとして危機感を明確にするためつけ加えられた。

ただこうした見解表明も、着々と実行支配を拡大する中国へのけん制としてどれほどの効果があるかは不明だ。というのも、ASEAN全体が中国との経済関係を重視し、対決姿勢は避けているからだ。ASEANが期待する法的拘束力のあるルール「行動規範」の策定協議も停滞している。