中国飲料市場「加糖」主義に変化の兆し 健康志向で

中国飲料市場「加糖」主義に変化の兆し 健康志向で

2ケタの伸びをみせている中国の清涼飲料市場だが、若年層を中心に健康への関心が高まり、これまで頑ななほどに変わらず主流を占めてきた「加糖」主義に変化の兆しがみられる。
中国の清涼飲料市場は、大型スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業態が拡大していることに伴い、年2ケタ増の伸びが続いている。中国国家統計局によると、2014年の中国の清涼飲料市場は約1億6153万㌧と前年比で12.5%増えた。そして同国ではこれまでは糖分を含む茶飲料や炭酸飲料が中心で、他の新興国と同様に「糖分」という付加価値がない商品は売れないとされてきた。現在でも炭酸飲料をはじめ、茶や紅茶でも加糖の飲料が一般的だ。ミルクティーやコーヒー飲料などでも、日本の製品に比べて甘味は強いが、市場シェアの大半はこうした「甘系」飲料が占めている。
だが、ここへきて明らかに変化の兆しが出てきている。沿岸部の若者を中心に体形を気にする人が増えており、スーパーなどでも「カロリーオフ」や「ビタミンC入り」など健康に配慮していることを強調した商品も目立つようになってきた。今後はこうした飲料分野が、徐々に拡大するとみられている。日経MJが報じた。