日本「おもてなし」世界一 15年観光競争力9位
世界経済フォーラム(WEF)が5月6日発表した2015年の「旅行・観光競争力指数」によると、日本は世界で総合9位と、前回13年の調査の14位から順位を上げ、トップ10入りを果たした。項目別では「顧客の接遇」が世界一となり、日本の「おもてなし」の心が高く評価された。
日本はこのほかの項目でも、「鉄道インフラの質」が1位、「従業員トレーニング」と「無形文化財の数」がともに2位、「大規模スポーツ競技場の数」が4位と上位に入り、順位押し上げに貢献した。これに対し、空港関係費用は82位、燃料価格は126位など、価格競争力の低さが全体の足を引っ張った。
総合順位の1位はスペイン、2位フランス、3位ドイツ、4位米国、5位英国、6位スイス、7位オーストラリア、8位イタリア、10位カナダとなり、欧州勢がトップ10のうち6カ国を占めた。