日通 ベトナムでエコドライブシステムの外販を検討

日通 ベトナムでエコドライブシステムの外販を検討

日本通運は自社のトラックに導入しているエコドライブシステムについて、ベトナムでの外販の検討を始めた。同システムはトラックにデジタルタコグラフ(運行記録計)や全地球測位システム(GPS)を搭載し、安全運転指導と組み合わせて、高い省エネルギー効果と安全運転を実現する。東南アジアではマレーシアですでに導入し、高い実績を挙げている。今夏からベトナムでも導入。自社で実績を積み上げた後、現地の運送会社に提案する方針だ。2016年度以降の販売を想定している。
日本通運はクローン開発メカニズム(CPM)事業として12年からマレーシアでエコドライブ事業を開始。同地域で走る約90台の自社トラックにシステムを搭載し走行距離・時間やスピード、急制動の記録のほか、燃料給油量などをデータとして記録。ドライバーへの安全指導および安全運転ドライバーへのインセンティブをを組み合わせている。この結果、13年の二酸化炭素(CO2)排出量は前年比6%の削減を実現。1000運行当たりの事故発生件数もシステム導入前の10分の1以下に低減している。日刊工業新聞が報じた。