埼玉県の食品企業 台湾、香港などアジア進出に力点

埼玉県の食品企業 台湾、香港などアジア進出に力点

埼玉県内の食品関連企業が、アジアへの進出に力を入れている。和菓子製造・販売の十勝たちばな(埼玉県川口市)は今秋、台湾へ初出店する。農業生産法人のナガホリ(同上尾市)はシンガポールなどに「小松菜うどん」の輸出を始める。
十勝たちばなは今秋、台湾北部の新北市に同社初となる海外店舗を出店する。場所は「台湾林口アウトレットパーク」内フードコート。店舗面積は約20平方㍍。屋号は同社の主力和菓子店「十勝甘納豆本舗」を予定。ナガホリは5月をめどにシンガポールや香港に小松菜うどんを輸出する。同社が開発した小松菜パウダーを練り込んだ緑色のうどんで、小松菜の風味を楽しめるほか、調理しても栄養分が失われにくい特徴があるという。
アジアでは日本食ブームを背景に、日本料理店が急増している。農林水産省の推計によると、2006年には6000~9000店だったが、13年には約2万7000店に増えている。日経MJが報じた。