南シナ海問題で緊張緩和促す米と中国 主張平行線

南シナ海問題で緊張緩和促す米と中国 主張平行線

中国を訪問したケリー米国務長官は5月16日、北京で李克強首相や王毅外相らと会談し、中国が南シナ海のスプラトリー諸島で進めている岩礁などの広範囲にわたる埋め立てに懸念を伝え、自制とともに、緊張緩和に向けた行動を促した。これに対し中国側は、「自らの主権の範囲内」との立場を繰り返し、米中双方の主張は平行線をたどった。ケリー氏は17日には習近平国家主席とも会い、南シナ海問題で重ねて懸念を伝える。