4月中国主要48都市で住宅価格下落 強弱二極化

4月中国主要48都市で住宅価格下落 強弱二極化

中国国家統計局が5月18日発表した4月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち48都市が前月と比べて下落し、18都市が上昇した。中国は数年来のバブル的な住宅建設の反動で、マンションなどが供給過剰になっている。ただ、昨年から値下がりが続いた結果、底入れしたと判断した人が住宅購入に踏み切るケースが出始めているもようだ。政府も住宅ローン規制を緩和している。
地域別にみると、北京、上海、広東省広州など、住宅需要がもともと強い大都市を中心に価格は上昇した。一方で、地方都市はまだ下落が目立ち、統計局は住宅市況が二極化する傾向が顕著だと分析している。前年同期比でみると、実に69都市が下落。また、1~4月の住宅の新規着工面積も前年同期比19.6%減と大きく落ち込んでいる。