28人死亡 パプア州のビッグゴッサン鉱山で最悪の落盤事故

28人死亡 パプア州のビッグゴッサン鉱山で最悪の落盤事故
 米鉱山開発フリーポート・インドネシアは5月22日、パプア州ミミカのビッグゴッサン鉱山で14日に発生した落盤事故で生き埋めになった作業員38人のうち、10人を救出、28人の死亡を確認したと発表した。近年、インドネシアで発生した最悪の鉱山事故となった。インドネシア政府は独自に事故調査を実施する方針を表明、フリーポート側の安全対策の不備を追求する構えを示している。
 事故が発生したのは世界最大級の鉱山、グラスバーグから2.7㌔㍍のビッグゴッサン鉱山。地下に掘られた長さ250㍍のトンネルの一部で落盤が起こり、訓練施設にいた作業員38人が生き埋めになった。
 フリーポートは現地2万4100人のインドネシア人作業員を抱える。うち正規社員は1万1700人で、地元のパプア人は34.63%、ジャワなどの地方出身者は64.04%、契約社員は1万2400人。