丸紅 ミャンマーで3社合弁で高効率ガス火力発電所
丸紅はタイの国営エネルギー会社などとミャンマーで、高効率のガス火力発電所を建設する。総事業費は約400億円で、発電能力は約40万㌔㍗と、ヤンゴンでは最大規模となる。この電力はヤンゴン近郊で現在建設中の大規模工業団地に供給する計画だ。
発電所にはガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた「コンバインドサイクル」(複合発電)」と呼ばれる高効率のガス火力設備を導入する。石炭火力に比べ、二酸化炭素(CO2)の排気量がほぼ半分になる。
タイ政府が出資するタイ石油公社(PTT)の発電事業子会社とミャンマーの財閥、エデングループの3社で設立する合弁会社が、事業を展開する。資本金、出資比率は今後詰めるが、丸紅が筆頭株主になる見通し。2016年にもヤンゴンのタンリン地区で建設を開始。19年の稼働を目指しており、ミャンマー電力省などと近く発電所建設の事業化調査に向けた覚書を結ぶ。日本経済新聞が報じた。