野菜・花・魚の卸大手3社が輸出増へ連携
東京都中央卸売市場の青果・花・水産の卸大手が連携し、国産農水産物の輸出拡大に乗り出す。東京青果、太田花き、中央魚類が輸出促進のため新団体を設立した。
アジア各地で展示会を開くほか、現地の消費動向を調査する。連携し、海外の販路を拡大する。このほど「東京都生鮮物輸出協議会」を設立した。農水産物の卸会社が品目の垣根を越えて連携する例は初めてという。
第1弾として、現地の輸入業者を対象とした展示会を開く。開催地はベトナム、中国・上海、台湾を想定する。現地の市場と関係を築き、輸出しやすい環境を整える。海外で料理のメニューや調理方法も提案していく考えだ。
3社が営業する東京都中央卸売市場での青果、水産物、花の売上金額は、2014年に1兆900億円とこの10年で1割減少している。