京都の「高蔵染」マレーシアKLで海外初店舗
独特の染色技法を使ったスニーカーのリメイク、ストール、Tシャツなどの製造・販売を手掛ける「高蔵染」(京都府京丹後市)がこのほど、マレーシアのクアラルンプール(KL)市内中心部ブキビンタン地区の商業施設、ファーレンハイト88内の「パラカマヤ」に初の海外店舗を開業した。
染師の大下倉和彦(たかくらかずひこ)氏は、京丹後市で明治時代後半からちりめん製造業を営む家に生まれ、大学卒業後に染色の道に入った。同氏の作品は絞り染めや型染めを駆使し、「しぶき」を表現した独特のデザインで人気を博している。これまで「イッセイ・ミヤケ」や「コム・デ・ギャルソン」などのファッションブランドやアーティストとのコラボレーションなどを行っている。
今回KLのファーレンハイト88で提供するTシャツは、マレーシア向けの限定商品となる。販売価格は1着59リンギ(約2000円)。Tシャツ1着を売り上げるごとに1リンギをネパール大地震の復興基金へ寄付する。NNAが報じた。