ブラザー工業 ミシン事業でミャンマーに進出
ブラザー工業はミャンマーに工業用ミシンに販売・保守の拠点となるサービスセンターを設置する検討に入った。従来同国への営業は、販売代理店を通して行っていたが、現地のアパレル産業が伸長すると見込んでおり、販売体制の整備を進める意向だ。実現すればブラザー工業にとって初のミャンマー進出となる。
工業用ミシン需要は大市場であった中国が縮減する一方、東南アジアで伸びる傾向にある。アパレル産業の生産拠点が、人件費の上昇が続く中国から東南アジアにシフトしているためで、東南アジアでの営業強化は、ミシンメーカー共通の課題となっている。
ブラザーは東南アジアの営業について、人員増などのテコ入れに注力する。また、ミャンマー以外の国でのサービスセンター新設も視野に入れている。日本経済新聞が報じた。