新日鉄住金エンジ ゴミ焼却プラントでタイに参入

新日鉄住金エンジ ゴミ焼却プラントでタイに参入

新日鉄住金エンジニアリングは、ゴミ焼却プラント事業でタイ市場に参入する。環境省から廃棄物処理の事業化調査(FS)事業を受託。北九州市とエックス都市研究所(東京都豊島区)と共同で実施する。新日鉄住金エンジニアリングはFSにより市場を創出。将来の受注獲得につなげるのが狙いだ。
タイではゴミ処理は現在、直接埋め立て処分が主流。ただ、最終処分場の逼迫などでゴミの焼却処分ニーズが急速に高まっている。今回、環境省が公募した「我が国循環産業海外展開事業化促進業務」に採択され、6月からタイのサムットプラカーン県でFSを開始した。新日鉄住金エンジニアリングはストーカー炉を使ったゴミ焼却と発電技術、北九州市は廃棄物処理のノウハウを供与する。日刊工業新聞が報じた。