大和ハウス出資の工業団地運営会社がホテル着工

大和ハウス出資の工業団地運営会社がホテル着工

大和ハウス工業が10%出資するインドネシアの工業団地運営会社、ブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステートは6月15日、西ジャワ州ブカシ県で日本人をターゲットとするビジネスホテル「円相」を着工した。低価格で高品質なサービスを提供して需要を取り込む。ホテルの隣にはオフィスビルを建設し、賃貸事業も本格展開する計画だ。総投資額は2000万米㌦(約24億6000万円)となる。
ビジネスホテルはMM2100工業団地内に設置する。敷地面積は3600平方㍍で、延べ床面積は7850平方㍍。客室は193室で、20平方㍍と45平方㍍の2タイプを用意する。宿泊料金は1泊60万~150万ルピア(約5550~1万3900円)前後を想定。2016年9月開業予定。建設工事は大林組の現地法人ジャヤ大林が請け負う。
ターゲットはブカシ県を訪れる出張者。MM2100工業団地で操業する企業の3分の2以上が日系企業のため、利用者の7割を日本人と見込む。また同地域にビジネスに特化した宿泊施設がないため、大きな需要が見込まれる。NNAが報じた。