南沙諸島の埋め立て近く一部完了 中国外務省
中国外務省は6月16日、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で進めている埋め立て工事について、一部が近く完了するとの声明を発表した。
ワシントンで23、24日に開かれる米中戦略・経済対話と9月の習近平国家主席の訪米を控え、埋め立てエリアを拡大しない方針を示して、米国との対立激化を回避したい思惑があるとみられる。
同省は南沙諸島で進められている建設工事について、軍事目的のほか、海難救助、環境保護、旅行安全の目的があることを改めて表明。埋め立て工事の完了後に「重要な機能を果たす」施設を建設する方針を示した。