インドネシアで結核対策事業 ニプロ・大塚製薬

インドネシアで結核対策事業  ニプロ・大塚製薬

ニプロや大塚製薬は国際協力機構(JICA)と組み、インドネシアで結核対策事業に進出する。大塚製薬は治療薬の認可を現地当局に申請しており、数年以内に販売する。ニプロは結核感染を1日で診断できる検査キットを供給する。
インドネシアでは結核などの感染症が蔓延しており、政府が対策を急いでいる。先端技術で先行する欧米勢に対抗する。大塚製薬は2014年、日欧で発売した結核治療薬「デラマニド」を市場投入する。ニプロは16年春にも結核診断の検査キットを発売する。医療分野で新興国への技術移転を目的としたJICAの支援制度を活用し、普及につなげる。日本経済新聞が報じた。