中国が尖閣を日本領と認識していた史料を年度内公開
日本政府は沖縄県石垣市と連携し、中国が沖縄県・尖閣諸島を日本の領土と認識していた根拠となる1920年代の中華民国から日本人への感謝状を2015年度内にも公開する。長く民家で巻物状で保存され、むやみに開くと破れる恐れがあるため、現在は公開していない。東京国立博物館の専門家を交えて、公開方法を研究し、政府として資金面の支援も検討する。
石垣市立八重山博物館が所蔵する中華民国の感謝状は、尖閣沖で遭難した中国漁民を救助したことに謝意を示す中で、漁民の漂着場所を「沖縄県八重山郡尖閣諸島」と明記している。外務省のホームページなどでも尖閣が日本の領土だとする根拠として掲載している。