中国・天津爆発事故で死者50人、負傷者701人

中国・天津爆発事故で死者50人、負傷者701人

中国国営新華社通信によると、天津市浜海新区で8月12日深夜に起きた爆発事故の死者は50人、負傷者は701人となった。死者のうち12人は消防隊員。いぜんとして数十人が行方不明になっている。
新京報(電子版)は13日爆発現場には爆発物の原料にもなる硝酸ナトリウムや硝酸カリウムがあったと伝えた。これに引火して大爆発が起きた可能性がある。北京の日本大使館によると、届け出のある天津市の在留法人は2400人だが、日本人が巻き込まれたとの情報はない。
事故現場では13日午後6時(日本時間午後7時)現在も黒い煙が立ち込めている。爆発地点から3~4㌔離れた場所でも建物の窓ガラスが割れていた。コンテナ集積場では周囲の道路は黒焦げになりコンテナは変形。付近には異臭がまだ漂っており、事故のすさまじさをうかがわせる。
現場から約2㌔場所には大手スーパー「イオンモール天津TEDA」はじめ、三越伊勢丹など、そして市内にはトヨタ自動車、パナソニックなど日本の湯力企業が数多く進出している。