インド南部に産業回廊 JICA・印政府が開発計画

インド南部に産業回廊 JICA・印政府が開発計画

国際協力機構(JICA)とインド政府は8月21日、インド南部の中核都市タミルナド州チェンナイとカルナタカ州ベンガルール(バンガロール)を結ぶ地域を産業回廊として開発する計画を発表した。地域のインフラ整備や3つの新工業都市の建設を柱とし、2033年の完成を目指す。円借款や民間投資で総事業費約1兆ルピー(約1兆9000億円)を見込んでいる。
対象エリアはタミルナド、カルナタカ、アンドラプラデシュの3州にまたがる東西約560㌔の地域。拠点都市間の道路、鉄道交通網の建設、上下水道の整備を進める。
2014年の日印首脳会談では、日本の官民がインドに対し、19年までに3兆5000億円の投融資を実施することで合意しており、この計画はその一環。