インド全土で大規模スト モディ改革に停滞感
インド各地で9月2日、政府が準備する労働法改正、土地収用法改正などに反対する大規模なストライキが発生した。主催した労働組合は人口の1割超にあたる、過去最大の1億5000万人が参加したと発表した。公共交通機関や金融機関が営業停止に追い込まれた。
昨年圧倒的な人気を得て就任したモディ首相だが、期待感が大きすぎて様々な経済指標の、目に見える形での改善効果が表れないことで、推進する経済改革には手詰まり感が漂っている。その結果、あれほど熱狂的な人気を誇った政権の求心力に陰りが見え始めている。