新日鉄住金 シンガポール地下鉄工事土留め型鋼納入
新日鉄住金は9月3日、西松建設とBACHY SOLETANCHE SINGAPORE(バッシー ソレタンシュ シンガポール)社とのジョイントベンチャー(JV)により建設が進められている、シンガポール陸上交通庁発注の地下鉄Thomson-East Coast Line(トムソン イーストコーストライン)のGardens by the Bay(ガーデンズバイザベイ)駅舎建設工事の仮設土留め壁向けに、ハット型鋼矢板ならびにH型鋼約2000㌧を納入したと発表した。
同社のハット形鋼矢板+H型鋼工法(ハット+H)は、ハット形鋼矢板とH型鋼を溶接で一体化させた、高剛性かつ高効率な組み合わせ鋼矢板工法だ。この工法はすでに海外の河川護岸や港湾岸壁などの複数のプロジェクトにおいて、本設構造物として採用されているが、今回初めて仮設土留め壁としてMRT工事に採用され、現在順調に施工が進められている。
シンガポールでは一般的にソルジャーパイル工法(U形鋼矢板とH形鋼を溶接せずに、単に重ね合わせた構造)が採用されている。