インドネシア発の煙害 周辺国に深刻な影響・打撃

インドネシア発の煙害 周辺国に深刻な影響・打撃

インドネシアの森林での大規模な野焼きや火災で発生した煙が周辺国に流れ込む、「煙害(ヘイズ)」と呼ばれる大気汚染がシンガポールなどで拡大している。すでに航空便の欠航が相次いだほか、観光にも影響が出始めた。
シンガポール政府は、野焼きに関与する企業に対する制裁リストを発表した。事態がさらに深刻化すれば、周辺地域の企業活動に支障が出る恐れもある。
シンガポール中心部の有数の観光スポット、マーライオン周辺、マリーナ湾を挟んでそびえるホテルマリーナベイ・サンズや金融街はいま、白いもやがかかり、シルエットしか見えない。空気が悪くて、街中をゆっくり歩いていられない状態-という。