神姫バス タイに初の海外拠点 路線バスノウハウ提供

神姫バス タイに初の海外拠点 路線バスノウハウ提供

神姫バス(兵庫県姫路市)は2016年春、タイ・バンコクに現地事務所を開設する。交通インフラの整備を進める現地の自治体に、路線バスなどのノウハウを提供する。訪日外国人観光客(インバウンド)の呼び込みにもつなげたい考え。同社が海外に拠点を設けるのは初めて。
同社は2013年12月にタイの大手旅行会社と業務提携し、相互観光を強化、海外事業を拡大している。今回はタイの東北部のコンケン県コンケン市が進めるバス運行プロジェクトに参画。同市周辺では郊外と都心部を結ぶ長距離バスはあるが、市街地を走るバスがなく、タクシー以外の交通機関も少ないという。同社は、同プロジェクトのアドバイザーとして路線設定などを提案する。現地事務所は2016年3月ごろに本格始動を目指し、日本から2人を派遣するほか、現地で2人を採用する。神戸新聞が報じた。