マレーシアに新幹線方式の採用働きかけ 石井国交相

マレーシアに新幹線方式の採用働きかけ 石井国交相

マレーシアを訪れている石井国土交通相は11月5日、現地で鉄道政策の責任者と会談し、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画に向け、日本の新幹線方式の採用を働きかけた。
マレーシア政府は、首都クアラルンプールと隣国シンガポールとの間の300㌔㍍余りの距離をおよそ90分で結ぶ高速鉄道の建設を計画している。石井国交相は高速鉄道の建設計画を所管する陸上公共交通委員会のサイド・ハミド議長と会談し、日本の新幹線方式の採用を働きかけた。会談は、日本側が新幹線の安全性や資金面での協力をアピールし、マレーシア側は熱心に耳を傾けていた。