インドネシア全国200県で労働組合が大規模スト決行
インドネシアの労働組合は11月23日、24日から全国で大規模ストライキを決行すると明らかにした。インドネシア労働組合総連合(KSPI)のサイド・イクバル代表は23日の会見で、全国22州の200県で午前6時から午後6時まで抗議活動を行い、午後6時以降も継続するかどうかは当日決定すると説明している。
首都ジャカルタはじめ、ジャカルタ北部のチヤクンやスンテルなどの工業団地、西ジャワ州では7カ所の工業団地、東ジャワ州ではスラバヤのルンクト、パスルアンのPIER、モジョケルトのンゴロの各工業団地、そして北ジャカルタ・タンジュンプリオク港や北スマトラ州メダンのブラワン港など港湾でもストを実施するという。
イクバル代表は、賃金に関する政令『2015年第78号』の撤回を要求すると改めて表明した。ただ、ストに参加する労働者に対しては暴力行為ではなく平和的に行動するよう呼びかけていると強調した。NNAが報じた。