インドのディーゼル禁止令 高級車メーカーに大打撃

インドのディーゼル禁止令 高級車メーカーに大打撃

インドの最高裁判所が12月16日出したデリー首都圏での一部ディーゼル車の登録禁止令は、地場タタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバー(JLR)や独フォルクスワーゲン傘下のポルシェ、同メルセデス・ベンツといった高級車メーカーに最も大きな打撃を与えることになりそうだ。ビジネススタンダードが報じた。
最高裁の命令は、悪化する首都圏の大気汚染の防止・緩和が目的。2016年3月末を期限にディーゼルエンジンを搭載した排気量2000cc以上の乗用車とスポーツ多目的車(SUV)の登録を禁止するというもの。高級車メーカーへの影響がとくに大きいのは、ディーゼル車のみで展開するモデルが多いためだ。