JICA インド下水道整備事業に総額190億円の円借款
国際協力機構(JICA)は1月13日、インド政府との間で「プネ市ムラ・ムタ川汚染緩和事業」を対象として、総額190億6400万円を限度とする円借款貸付契約に調印したと発表した。
「プネ市ムラ・ムタ川汚染緩和事業」では、人口増加が急速に進むマハラシュトラ州プネ市内の下水道施設等を整備することにより、同市内を流れる河川水質改善及および、同市内および下流域住民の衛生・生活環境の改善に貢献する。
プネ市は2011年時点で人口約312万人で、インド第2位の人口を抱えるムンバイ市から南東約170㌔㍍に位置している。また、インドでは人口増加や経済発展による上水需要の増加に伴い、下水処理能力をはるかに上回る汚水が未処理のまま放流されている。この結果、地域住民の健康被害、衛生・生活環境が脅かされている。