モナス版ジャカルタ・フェアの実験、地方製品フェア開催
ジャカルタ生誕記念事業の一つとして、州政府は6月14~16日、中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)広場で「地方製品フェア(PPKD)」を開催した。州政府は中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)で開幕した物産展「ジャカルタ見本市(ジャカルタ・フェア)」について、小規模事業者や家庭内産業の参加を促進できていないなどとして、モナスへの会場移転も含め大幅に見直す姿勢を示しており、今回の地方製品フェアを来年のジャカルタ・フェア改善に向けた実験として位置付けていた。
会場にはステージが3カ所設置され、ジャカルタ土着のブタウィ人の演劇や音楽、舞踊のグループが出演。カディン(商工会議所)が「伝統文化に基づいた産業」と題してトークショーを開催した。物産展の物産展の出展者も工芸品やブタウィ料理などの零細企業が中心となった。
ジャカルタ特別州のジョコウィ知事はイベントのコンセプトや会場設営などを全面的に見直し、JIエキスポとモナスの両会場で、それぞれ異なるコンセプトのイベントを同時開催することも含めて検討する方針を示している。