神鋼商事、車部品メーカーへの出資検討 すでに用地確保
神鋼商事は、インドネシアに進出を計画する日系自動車部品メーカーへの出資を検討している。現地自動車市場の拡大を背景に、自動車部品製造業による投資が相次ぐ中、高まる鉄鋼素材の需要を取り込むのが狙い。同社はすでに、部品メーカーの進出時に活用することを視野に入れ、西ジャワ州カラワン県の工業団地で、用地を確保している。
同社が6月14日に発表した2013~15年の中期経営計画では3年間で総額350億円の投資を計画。うち鉄鋼部門には10~12年の設備投資実績の24億円の倍増超の50億円を割り当て、インドネシア、インド、中国、メキシコ、米国の各地で自動車部品製造・販売会社への出資や、厚板溶断会社への設備投資などの計画を盛り込んでいる。