ASEANで先行販売「蚊取空清」日本で発売 シャープ

ASEANで先行販売「蚊取空清」日本で発売 シャープ

シャープは3月17日、蚊を取る機能が付いたプラズマクラスター空気清浄機「蚊取空清(かとりくうせい)」を日本で発売すると発表した。2015年9月にASEAN諸国で先行販売したところ、当初計画の約2倍のペースで販売台数が伸びているという。
蚊取空清は、社内のASEAN地域の責任者から蚊が取れる空気清浄機をつくってほしいとの要望が開発の発端となり、もともとマレーシアやインドネシア、タイ、シンガポール、ベトナム、フィリピンなどのASEAN諸国向けに開発された製品。
蚊の生態研究はじめ、現地の声を踏まえ製品化されている。蚊が好む波長360nmの紫外線を発するUVライトを搭載。蚊は黒い色が好きなことから、本体には黒色を採用した。暗がりや物陰に隠れるのを好むことから、複数の小窓も設置している。
空気清浄機の吸引力によって近づいてきた蚊を吸い込むが、最終的には薬剤ではなく、取り替え可能な粘着シートで蚊を捕獲する。殺虫剤の健康への影響を不安視する声に配慮した結果だ。
日本での発売は4月23日、実売価格5万円前後をそれぞれ予定。