日立 香港から初の陽子線がん治療システム受注
日立製作所は4月18日、香港において初となる陽子線がん治療システムを香港養和病院のグループ会社Million Hope International Limitedから受注し、10年にわたるシステムの保守契約も併せて締結したと発表した。
日立はスポットスキャニング技術を搭載し、回転ガントリ室2室を備えた陽子線がん治療システムを香港養和病院のシン病院内に設置する。
このシステムは加速器と複数の治療室をそれぞれ上下階に配置した構造となっており、今後都市部の限られた敷地に陽子線治療システムを設置する際のモデルケースとなる。2020年までに稼働開始する予定で、日立にとって香港で初めての受注となる。