シンフォニア ベトナム工場でマイクロクラッチ生産

シンフォニア ベトナム工場でマイクロクラッチ生産

シンフォニアテクノロジー(東京都港区)は4月19日、子会社のシンフォニアマイクロテック(兵庫県明石市)が2015年6月、ベトナムに新会社「シンフォニアマイクロテック(ベトナム)」を設立し、ハノイ近郊に建設を進めてきた新工場が4月1日から操業開始したと発表した。
シンフォニアマイクロテックは複写機やプリンターの給紙機構に使用されるOA機器用電磁マイクロクラッチで世界トップシェアを持ち、プリンター各社が生産拠点を置く、中国華南地区の東莞市で月300台以上を生産してきた。しかし、人件費や物流コスト、部品調達コストなど総合的に検討した結果、東莞工場に次ぐ主要生産拠点をベトナムに建設したもの。
新工場はハノイ市から南へ約40㌔㍍に位置するドンバンⅡ工業団地(ハナム省)に立地し、敷地面積は1万4170平方㍍、建屋は2階建て、総床面積は4200平方㍍。2016年度内に月産50万台、17年度から同100万台規模まで拡大する計画。