ホンダ 完成車組立に「ARCライン」タイ工場に導入
ホンダは4月21日、四輪完成車の量産では世界初となる、完成車組立のメインラインに流動型のセル生産方式を組み込んだ「ARC(アーク)ライン」を開発。この組立ラインをタイの四輪車生産販売の現地法人、ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッドのプラチンブリ工場(プラチンブリ県・ロジャーナ工業団地内)に導入し、3月から稼働を開始したと発表した。
ARCラインは、コンベア上を流動する車体に組立作業者が、単一工程で部品を組み付けていく「ライン生産方式」ではなく、作業車が広い範囲の工程を受け持ち、複数部品の組み付けを行う「セル生産方式」の生産ユニットをメインラインに組み込んで流動させた、世界初となる革新的でユニークな組立ライン。
1台の車体と1台分の部品を積載した搬送ユニット「ARCユニット」に4人の組立作業者が乗り込み、車体と一緒に移動しながら組み付け作業を行う。