大同特殊鋼 タイ子会社で新型高速鍛造機の稼働開始

大同特殊鋼 タイ子会社で新型高速鍛造機の稼働開始

大同特殊鋼は4月22日、タイの100%子会社のDaido Steel(Thailand)Co.,Ltd.(タイ・チョンブリ県、以下DSTH)で、4月から新型熱間高速横型鍛造機の稼働を開始したと発表した。
今回稼働開始した鍛造機は、同社の知多型鍛造工場(愛知県東海市)で2015年1月から稼働している新開発の熱間高速横型鍛造機の2号機。従来の高速横型鍛造機と縦型鍛造機の強みを併せ持つことにより、ニアネットシェイプなど製品品質の向上と、高生産性および高歩留まりに基づきコスト競争力の強化を図ることが可能だ。
DSTHでは、主力製品の自動車トランスミッション用鍛造部品の量産化に向け、4月下旬から試作品の出荷を開始する計画。また、ASEAN地域において今後成長が見込まれる型鍛造事業の拠点として事業展開を推進する。