スカルノハッタ国際空港で受託手荷物の破損や盗難続発
地元紙によると、バンテン州タンゲランのスカルノハッタ国際空港で、受託手荷物の破損や荷物内の貴重品の盗難が相次いで報告されている。このため、空港当局は航空会社・警察と協力して盗難防止に努めるとしたうえで、空港利用客へ貴重品を受託手荷物の中に入れないように呼びかけている。
被害の多くはスーツケースや土産物などを入れた段ボール箱の損壊、コンピューターなど貴重品の盗難。国営空港管理の第2アンカサ・プラは受託手荷物の盗難・破損の対応は基本的に航空会社の責任としたうえで、警察や航空会社と連携して問題解決に取り組む意向を示している。また防止には、利用客の協力が不可欠とし、スーツケースのビニール袋包装サービス(料金3万~3万5000ルピア)の利用や荷物の受け取り直後の中身の確認を求めている。
格安航空のライオン・エアは現状に懸念を示し、空港側と協力し、警戒態勢を強める方針。格安航空アジア最大手のエア・アジアも遺失物の重量に応じた補償や受託手荷物の安全管理担当職員の増員で対応している。