神鋼環境S納入のカンボジアの浄水場が竣工
神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)はこのほど、カンボジアモンドルキリ州セン・モノロム市(首都プノンペン市の北東約300㌔㍍)に納入した浄水設備が竣工したと発表した。同社のカンボジア向けの水処理設備は2件目で、公営水道事業者向け浄水設備は今回が初めて。
コンサルタント業務を北九州市が受注し、同社は元請の現地建設会社から浄水設備を受注した。予算は日・ASEAN統合基金。受注範囲は浄水設備(凝集沈殿・+砂ろ過)の設計、製作・調達、試運転指導。対象人口は約1万人。供給能力は1日当たり2000立法㍍。
現在、カンボジアの地方都市では上水道普及率が50%以下と低く、カンボジア政府は2025年までに100%まで引き上げる目標を設定し、普及促進を図っている。