富士F 中国大手製薬に抗インフル薬の特許ライセンス
富士フィルムは6月22日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」の有効成分「ファビピラビル」に関する特許ライセンス契約を、中国大手製薬会社の浙江海正薬業股份有限公司(以下、海正薬業)と同21日に締結したと発表した。
富士フィルムはこの契約に基づき、海正薬業が中国における「ファビピラビル」の関連特許を用いて抗インフルエンザウイルス薬の開発・製造販売を中国で行う権利を、同社に対し許諾する。また、それに伴い同社より一時金および販売開始後のロイヤリティを受け取る。
「アビガン錠」は富士フィルムグループの富山化学工業が創製したもので、2014年3月に日本で製造販売承認を取得した抗インフルエンザウイルス薬。