日立 台湾・新北市の三鶯線建設プロジェクト受注
日立製作所と、鉄道システム事業におけるグループ会社、アンサルドSTS社はこのほど、台湾の大手建設会社、栄工工程股份有限公司と3社のコンソーシアムで、台湾の新北市政府捷運工程局と三鶯線(San Ying Line)の鉄道システム建設契約を締結した。
契約範囲は車両のほか、無線信号システム(CBTC)を含む全自動無人運転の鉄道システム一式(変電・通信設備、ホームドア、車両基地設備などを含む)で、設計から建設までフルターンキー(工事込み設備一括請負契約)で行う。
日立は車両58両(2両×29編成)の設計・製造を行い、アンサルドSTS社はコンソーシアムの取りまとめとして車両を除く鉄道システム全体を、栄工工程股份有限公司は土木・建設工事を担当する。
新北市三鶯線建設プロジェクトは新北市政府が進める初の大規模鉄道システム建設事業で、約14.29㌔㍍、12駅の高架路線。建設期間は2016年後半から2023年を予定。