WWF・トヨタ「生きているアジアの森P」で協働
WWF(世界自然保護協会)とトヨタ自動車は、持続可能な社会の実現に向けて、5年間のパートナーシップを開始した。これは自動車業界として世界初、日本企業として初の、WWFグローバル・コーポレート・パートナーシップとなる。
両者は生物多様性の保全と脱炭素社会の実現に向けて、様々な協働を行い、「人と自然が調和して生きられる持続可能な社会」の実現をともに目指す。
7月1日に発効した両者のパートナーシップで以下のプロジェクトで協働する。生物多様性保全の取り組みとして、トヨタは「生きているアジアの森プロジェクト”Living Asian Forest Project”」の支援を開始する。このプロジェクトはWWFが東南アジアの熱帯林と野生生物を保全するために実施してきた活動を強化し、また新たな保全活動へと展開するもの。活動場所はインドネシアのボルネオ島(カリマンタン)とスマトラ島に加え、将来はメコン地域へも広げていく予定。
トヨタは2016年に100万米㌦を「生きているアジアの森プロジェクト」に助成し、このプロジェクトへの支援を5年間継続する予定。特に今回のパートナーシップでは、森林生態系を保全するためには、天然ゴムの持続可能な生産と利用が重要であると考え、これを普及する活動に注力する。